アドラー心理学の第一人者であり、哲学者の岸見一郎先生の講演会へ行ってきました。
アドラーは「全ての悩みは人間関係の悩みだ」と言っています。しかし、「全ての喜びもまた、人間関係からだ」とも言っています。
アドラーが定義する「共感」とは
・相手の目で見る
・相手の耳で聞く
・相手の心で感じる
また、共感するためには
・相手の話をさえぎらない（最後まで聞く）
・相手に自分の意見を押し付けない（相手を非難しない）
・相手の言動の意図を感じる（探る）
・わからない（理解できない）ときは聞く
さらに、「私の考えを言わせてもらってもいいですか？」と聞いてから発言するとより良いそうです。

哲学者の講演会へ参加したのは初めてでしたが、人の本質と言いますか、奥深いものを感じることができました。また、講演会自体は１時間半で残り１時間半は質疑応答というスタイルで、その質疑応答が「主人が『死にたい』と言っています・・・」「父親がうつ病を発症しまして・・・」「ＦＢでトラブルが発生しまして・・・」など重たい相談にも正面から回答されていました。質疑応答というよりカウンセリングを受けているといった感じで、これまた初めての経験でした。京都市内で定期的に講演会をされているそうなので、ご興味がおありの方は参加されてみてはいかがでしょうか？