ジェリー・ミンチントン氏

『自分は幸せになれると信じる』
自分がどれだけ幸せかは、人生観しだいである。幸せというのは、何かいいことがあったから気分がいいということではなく、あくまでも自発的に生み出される心の状態を指すのだ。
あなたは自分の生活の質、仕事、人間関係、家庭環境について満足しているだろうか。もし不満があって、それを変えたいと思っているのなら、大丈夫。必ずできる。私たちが今の状況に置かれているのは、ほとんどの場合、偶然ではない。私たちは、自尊心の度合いに応して、自分にふさわしい人間関係や状況に自分を引き込んでいる。(ただし、それは無意識の行為だから、意識的にほしいと思っているものとはかけ離れているかもしれない)
では、人生を好転させるにはどうすればいいのだろうか。それは自尊心を高めることに意識を集中することだ。そうすれば、幸せになろうという思いが強くなる。
また、どれくらい幸せを感じるかは練習することで増やせるのだ!毎日5分間、幸せを意識的に感じる練習をしてみよう。何らかの理由で幸せだというのではなく、とにかく幸せな気分になってみるのである。まず、自分の人生でいちばん幸せだった日のことを思い出してみよう。そのとき、あなたはどんな気分だったか。そのときの気分をもう1度体験してみるのだ。この練習を日常的におこなえば、あなたは幸せになりたいときに幸せになれて、毎日をより幸せな気分で過ごせるだろう。
幸せは自尊心と同様、個人の責任。他人があなたを幸せにしてくれることもあるだろうが、最終的にはあなた自身の心の持ちようしだいだ。