本田 直之氏

『人脈に勝るパーソナルキャピタル(自分資産)はない!』
そもそも「人脈」とは何でしょうか?
まず肝心なのは「誰を知っているかではなく、誰に知られているか」です。1度会ったきりで縁が薄くなったり、単に名刺を持っているだけの関係は「人脈」とは呼べません。私の考える人脈とは、情報を交換したり、人を紹介したり、刺激し合ったりして、一緒に成長していけるようなマインドの高い仲間のことです。
「人脈」というと、『自分の役に立ってくれる人』という認識をしているビジネスマンが大多数だと思いますが、そんな考えでは長続きしません。いつも頼みごとをするだけでは、じきに相手にされなくなります。『いかにして相手の役に立つか』に思いを致さなければ、豊穣な人脈は築けません。
私が最も大事にしているのは「コントリビューション(貢献)」です。「この人に何か貢献しよう」「自分の持っている情報をシェアしよう」「自分が持っているバリューを提供しよう」という気持ちで接します。人に頼ったりお願いしたりするのではなく、あくまでコントリビューションで関係を切磋琢磨し、関わった全員が相乗効果を得ていこうという精神です。培ってきた人脈がパワフルに拡大すれば、共同でビジネスを起こしたり、共同のプロジェクトで成果が上がったり、本が生まれたり、アライアンス(業務提携)を組んだり、といったことが始まるでしょう!
ここまで来るのには長い道程が必要ですが、その成果は計り知れません。