見えざる資産(アイデアや情報)に価値を見出す

『アイデアや情報という武器を強みに変える』
「良い商品を作れば、お客様は買ってくれる」という発想はもちろん今も有効ですがが、残念ながら『制作する側(販売する側)が良いと思う商品』=『売れる商品』とは限りません。また、顧客ニーズをくみ取った商品開発が必要なのに、需要リサーチをあまり深堀りせずに商品・サービスを開発・販売されている企業が数多く見受けられます。
〇全く新しいモノを作るのではなく、既存の商品をアイデアで新商品同様の価値(改良・見せ方・パッケージ・商品説明の変更など)に高められると時間・労力・費用を抑えることができます。
〇何十年と営業している企業は顧客情報をたくさん持っているはずです。ダイレクトメールをただ単に発送するのではなく、それぞれの顧客に見合った商品・サービスに関する情報を提供するといったひと工夫を施されたらいいと思います。個々の顧客に対応した情報発信は大変な作業ですが、こういった地道な作業を他社がやらないから差別化が図れるともいえます。
〇これから多くの分野で市場は縮小していきます。できるだけ費用を抑えた商品・サービスを開発するにはアイデアと情報を何十通りも掛け合わせて、商品・サービスに付加価値を見出して再構築していかなければ売上・利益の維持は段々と厳しくなっていきます。
*「商品を売るにはどうすればいいのか?」という発想から「商品を買ってもらうには情報をどう活用すればいいのか?」などといった発想の転換が求められると思います。