情報の非対称性
一般的に企業の経営者はできるだけ有利な条件で資金を調達したいと考えています。自社の経営状態をよりよく見せようとするため、自社にリスクがあると思われる不利な情報は隠そうとします。銀行は情報を隠したがる企業にはどうしても疑ってかかってしまいます。
このように「申込者」と「融資する銀行」とがもつ情報の不均衡を『情報の非対称性』といいます。
(参考文献:対話する銀行)
個人的な意見としては、全ての情報を公開したくないという行動は人間の一般的な心理(本当のことを話したら融資してもらえないのでは?という不安な気持ち)からでたものと思われますが、事業性評価はこういった人間の心理が働く状況の中で本当に上手く機能できるのかどうか、多少疑問に感じるところもあります。